エリザベート

千穐楽を見届けて、新幹線の中。

エリザベートを終えての振り返りと思いと。文おかしくても流してください(笑)

 

 

 

ルドルフ:古川雄大・京本大我

 

再演が決定し、大我くんの続投が発表された時、ちょうど2限の授業を終えた時でした。

大学で号泣しました。どうしてもまたあの世界の中でルドルフを演じる大我くんをこの目で観たかったんです。でも……….正直半分無理だと思っていたんです。ほら、大人の事情ってあるじゃないですか(笑)だから本当に嬉しくて嬉しくて。それ以外の感情は本当になかった気がします。

 

観に行った公演全て、観劇できる幸せを噛みしめながら、大切に大切に胸いっぱいの中で観ていました。

 

どこが良かったとか、言い出したらきりがないです。登場した時の目から進化し、深化しているのがすごく伝わってくるし、「ママと僕は似ている~」の歌声から、存在感と迫力がさらに増しているのがわかる。そしてすごく丁寧に演じ、歌い上げていて、深みがどんどん出ていました。全部が素晴らしすぎて、言葉になりません。

 

個人的に帝劇と中日劇場で少しルドルフから感じることが異なってきたんです。

帝劇は怖かった。特に死ぬ直前とか…。意思はあるけれど、一本筋が通っていると言われるとそうではなく、強いふりをしている強がりだから、いろいろわからなくなってる。自分以外の家族のことをあまりわかっていなくて、とにかく父親に怒っている。父親はこう、母親はこうそんな風に生きているかんじ。

そして唯一自分と似てると鏡同士だと思っていたママに見捨てられ、どうすればいいかわからず彷徨って、最終的に自分の出来ることが死ぬことだった。銃をトートから受け取り、トートにキスをするときの嗤い方が本当に怖くて。目がギョッとあき、まるで死ぬことを見せつけるかのような…そう感じました。

ママ鏡の最後、花總さんと蘭乃さんで違うのも印象的。花總さんの時は振り払われた左手をずっと大切そうに見ていて、蘭乃さんの時は蘭乃さんが手ではなく、ルドルフの体を自分から離すからなのか、ずっとママのことを信じられないというような目でぽかんと見ていました。

 

一方中日劇場での公演は、曲がらない意思をちゃんと持ち、責任感が強い。独立運動も帝劇よりも自らの意思で進んでるのを感じました。そして何よりママのことをすごく大切に感じ、信じている。独立運動だって本当は、ママのためにしたいんじゃないかと思った日もあったり(笑)責任感の表れか、闇広も歌詞一つ一つにかなり感情が入っているように感じました。

そして一番の変化を感じたのはママ鏡からのマイヤーリンク。なんだろう。ルドルフはすごく純粋に生きていたんだなぁと。ママ鏡の時の、シシィへ訴えかけている姿を、涙なしでは観ることができなかった・・・。本当に最後の望みなんだと、ママにしかできないんだよと。蘭乃さんの時だけでしたが、振り払われたあと、這いつくばってシシィのこと追いかけていて…。あれはもう切なすぎて何も言えなかったです…。帝劇ではぽかんとシシィのことを見ていたのに、追いかけたり、振り払われた手を見ては辛そうにうずくまっていたり…。見捨てられたことの切なさが増していたように思いました。登場からだんだん崩れていく姿が、本当に切なかった。中日は怖さよりも切なさを強く感じました。

死ぬ直前は怖い嗤いではなく、優しいまるで何かに安心したような穏やかな笑い方。ママに見捨てられたことに、まるで全部に納得しているような…。

 

そして大千穐楽の公演、何かまた新たな道が見えて。いつも以上に感情につられていたというか。闇広ではアレンジもしていたし、まだ進化する気がする。そんな風に思って。またいつか。ルドルフで会えたらいいなぁなんて思います。

 

上手くまとめられないのでこのへんで。

 

本当に全公演素晴らしく、何度観ても新たな発見があり、楽しかったです。

帝劇の千穐楽で大我くん、「僕のルドルフを忘れないでください」と言っていたけれど、忘れる日なんて絶対来ないなぁと思います。(笑)

こんなに歌で感情が動いたのは、生きてきて初めての事でした。すべての出演者の方が歌を愛してて、心から歌ってくださっていて、本当に贅沢だったなぁ。

 

エリザベートという作品に出会えたことが本当に幸せでした。この作品を通し、大我くんのファンになれたことも。

エリザベートを観ていなければ、私は大我くんのファンにはなっていないと思います。

2015年のエリザベートに大我くんの出演が決まった時、私は大我くんと同じグループの別の子のファンで。しかもその時の私は、自担以外の子をかっこいいなとか、ダンスが上手いなとか少し興味を持つことはあっても、自担が出演する現場しか行かない、内容より自担に会えることが大切。同じグループでも、自担以外の子のお仕事に興味はなく、ふーん程度で流すような、自担最優先、自担の現場以外一切興味がないファンでした。そんな私が大我くんの出演を知り、ポスターを観て、なぜか観に行ってみようかなと思ったんですよね。エリザベートを観るまで、大我くんに対しては、顔がかっこいいー!美形ー!みたいな、なんだろ。とりあえず顔がかっこいいなーと思うくらい(笑)それ以外は特に何も思うことがなかったのに。ガチなミュージカルなんて1回も行ったことがなかったし、出演者もほとんど知らない方ばかり。そもそもエリザベートを全く知らなかった。しかも、実はエリザベートのチケットを取っていた日、当時好きだった子のサマステ出演日で。いつもなら絶対そっちに行くのに、悩んだけど自担に会うことよりエリザを取り、その日のサマステには行かず・・・。考えれば考えるほど、エリザを観に行こうと思ったのが、今も自分でも本当に、不思議で不思議で仕方ないのです。こういうのを運命と言うのでしょうか(笑)←違う

 

素晴らしいものに沢山出会えて、本当に楽しかったです。←2回目

今まで知らなかった世界をたくさん知って、本当に自分の中の視野とか価値観とか、いろんなものが一気に広がりました。だからこそ、今まで気にしていなかったことに納得できなくなったり、よく思わなかったりも。本当、ド新規のファンが何を言ってんだってことになるのですが、それくらい何だろ。閉ざしてしまうには勿体無いと思って。

私はSMAPのファンで、事務所に対しよく思っていないということもあり、正直場所を変えたらもっと…なんて思ったこともある。だって普通に考えてみれば、自分のとこの商品をわざと売らないなんて、考えられない。今年就活生だったので、余計にそう思う(笑)

けれど、彼自身に夢があり、ここにいる意味があると思っているからここにいるのだと、私は思っていたくて。挨拶でも、前を向いているのがすごく伝わってきたんですよね。だからなのか!?これからどうなっていくのかが凄く楽しみというか。上手く言葉に表せられないんですけど、会いたいとか、早く近くで見たい!というより、ついていきたいと思うんですよね。あ〜書いてて自分でもわからない(笑)こんな気持ちで応援するのが初めてのことなので、。(今までは会えれば何でもOKだったので)

きっとこれから勝手に納得しなかったり、勝手に怒ったり、そうじゃないんだよ〜なんて、きっといろいろ思ってしまうこともあるかもしれない。エリザばよかったのになぁ〜とか、スーベニア楽しかったなぁ〜とか、1回も思わないことは今後ないと思う。なんせ降りたきっかけがエリザベートだから(笑)

でも、彼が前を向いている限り、私も前を向いていたいなと思う。ど新規野郎は、これからもいろんな大我くんの姿が観れる♪と楽しみにしていようと思います。そして明るい未来が来るように、彼の活躍を応援できたらいいなぁと思います。

でも何回も言いますが、本当に本当に本当にエリザベートに、大我ルドルフに出会えて本当に幸せでした!

素敵な瞬間をたくさんありがとう!!!!!

 

またいつか…ミュージカル…出演してくれたら嬉しいなぁと思います。

 

完全に思ったことをワーワー言ってるだけなので、文おかしいですが、これで終わりにします。

 

本当にありがとう!!!

 

以上でーす。