京本大我の実力に出会ってしまったお話

ジャニーズは小学生のころから好きになり、現在大学生の私は、ジャニヲタ歴10年以上になる。
担当は何度か変えてきた。そして某Jr.の担当をして3年目にかかっていた。
2015年もあと約3ヶ月。今年も去年と引き続き、某Jr.担を続けている




...つもりだった。


つもりだったということは、今はその某Jr.担を辞めているという意味だ。
そう、担降りのお告げは突然やってくる。本当にこんなつもりじゃなかった、本当に。
とりあえずいろいろあった夏だった。
文章長くなりますが、よかったらお付き合いくださいませ。


そもそもなぜ担降りしたのか。
答えは簡単。

新規獲得キャンペーンにハマってしまった。
以上。


今年の夏、Jr.担ならきっと知っているSUMMER STATIONというコンサートがあった。EXシアター六本木にてJr.がチームに分かれパフォーマンスバトルをし、優勝チームを決めるという、まるで青春の1ページのようなコンサートなのだが。

エリザベートを観劇する何日か前。私はこのSUMMER STATIONであるJr.による新規獲得キャンペーンにまんまと落とされていた。
その当時の自担はファンサなんてしてくれない人で。いつも自分の存在に気付いてくれても、まるでドライアイスかよと突っ込みたくなる、冷たすぎる目でガン見されるだけな合図しかしてくれない。不満と不安ばかりが募っているとき。そんな不安定な心を持った状態で入った時に、今まで一切興味すら持ったことがなかったJr.と目が合い、その際に満面の笑顔でファンサをされてしまったのだ。
枯れかけていた心。別にファンサが全てではない。でも考えてみてほしい。冷たい目線でしか見てくれないJr.しか見ていない時に、突然まぶしすぎる太陽のような輝く笑顔で、ただの一般人ジャニヲタのことを見てくれる。

担降りは突然にーForever love, Forever dreamー

女の心変わりは早い。その公演が終わると同時に、心では担降りしようと決意していた。

でも家に帰る。家の中を見渡すと、今まで買ってきた自担の公式写真や、自担を見るために入ったコンサートや舞台のチケットが沢山。
計算はしていないが、想像以上の多額のお金を使ってきた。簡単にきっぱりさよならなんてできなかった。
担降りするとは言ってみた、けれど心は悩み悩み、悩みまくっていた。



さぁ本題。そんな心情の中、エリザベートを観に行ったのである。なぜ観に行ったのか。京本君が元担と同じグループだったから。なんとなく元担がバレそうだが、まぁ仕方ない(笑)

外部の舞台は片手でおさまる回数しか行ったことがない。ミュージカル初心者のただのジャニヲタである。
ジャニーズ舞台以外のミュージカルや舞台を観に行くのはこれが3度目。
1度目は、香取慎吾主演の「オーシャンズ11」、2度目は堀北真希主演の「嵐が丘」。そして3度目「エリザベート


2015年8月7日

ミュージカル「エリザベート」のマチネ

このマチネが、私の予定をすべて狂わせた、そんな気がする。

自分の予定では、
観劇後の私の心情「京本君かっこいい!!最高!!見に来てよかった!!!!!!!!!!!!!!」

こんな感じの予定だったのに。


帝国劇場にはジャニワで何度か行ったことがある。行ったことがある場所なはずなのに、なぜだろうか。まだ始まっていないのに、座席に付いた瞬間から鳥肌が立ったのは初めてだった。
言葉にするのが下手くそなため、どう伝えていいのかわからないけれど、あんなに吸い込まれるかのように観るのに夢中になったミュージカルや舞台は今までなかった。
話の内容は、軽くだけれど予習はしていたけれど、もう個人的に大好きなストーリーだった。


もう放心状態だったためか、気が付けば終わっていた。時間が過ぎるのが早すぎた、あっという間だった。


で、ルドルフなんですけど。
とにかく言いたい。

私が知っている京本大我じゃない


いや、演技や歌が上手いのは知っているつもりだった。私だってジャニヲタ。Jr.が出たドラマや映画はほとんど見た、舞台だって行ったことある。京本君が演技をしているところを見たことだってある、歌っているところも何回も見たことがある。それなのに、知っている京本大我はいなかった。

とりあえず目が違う。
もう、目が離せない、離せないぐらい感情とともに目がコロコロ変わる。だから、演技がびっくりするぐらい細かかった。オープニング、歌に合わせて出てくるのだが、あの時の死んだような目。見たことない目だった。ゾッとした。目で演技できているって言い方が合っているかはわからない。演技のことについて詳しく難しい言葉を使って語ることは、残念ながら私にはそんな能力がないためできないから。
それとよく声が出てる。いつもより低めの歌な気がしたけれど、いつもよりよく声が出てる。もう彼は、ただのジャニーズJr.じゃなく、1人のミュージカル俳優だった。

闇が広がるという歌がある。これがもう頭を抱えるほど素晴らしくて。1曲の歌なはずなのに、京本君が歌うと、ちゃんと台詞のようになる。語りかけてるあの感じ。そして歌とともに、表情が変わる。狂いかけたり決意したり。京本君のあんな表情私は初めて見た。圧巻だった。私の席はS席だったが、2階。だからずっと双眼鏡越しに見ていた。双眼鏡が離せなくて離せなくて。あんなに長時間双眼鏡を持ち続けたのは初めてなんじゃないかと思うぐらい。

(後でもう少し語るからとりあえず)

家に帰るまでの電車。もうエリザベートをずっと求めている自分がいた。京本ルドルフを求めている自分がいた。もう京本君の演技が忘れられなくて、起きてる時間の大半、ルドルフを思い出しては、黄泉の世界を探し続けていた気がする。観劇してから1か月以上経った今でも、自分で気が付かないうちにルドルフを求めてるし、黄泉の世界を探し続けている気がする。

おい、SUMMER STATIONの新規獲得キャンペーンはどうした
何度も友達に言われたが、そんなこと自分の中では忘れかけていた。忘れるつもりなんてないし、覚えているんだけれど。それ以上に、京本大我の裏切り方は、私がジャニーズJr.に対してずっと求めていた、実力での裏切り行為だった。もちろん良い意味で。

そんな黄泉の世界を探し続け、

2015年8月15日 マチネ

そう、また観に行ってしまった。ちょっと後悔してる。観に行かなかったら、今頃京本大我には飽きていたのかもしれないから。(きっと飽きるという選択肢はなかった)
Wキャストなため、前回とキャストは違うけれど、台詞は同じ、衣装もほぼ同じ、会場も同じ。この前と同じエリザベートが観れる(^^♪とミュージカル初心者のジャニヲタは思っていたのです。



あれ・・・違う・・・この前と違う・・・

Wキャストの面白さを知った瞬間。


京本君この前と演技も歌い方も少しずつ変えてきてる・・・
しかも前より良くなってる・・・

完全に京本君にハマっている自分がいる、あー。もうダメだと思った。
この日、一番震えが止まらなかったところは、ママは僕の鏡だからからのマイヤーリンク。
ママは僕の鏡だからを歌うルドルフが儚くて儚くて。気づいたら泣いていた。必死にシシィに訴えかけているのに、シシィはルドルフの訴えを払ってしまうのだもの。シシィに縋りつくとき、ずっとルドルフ、手が震えていて。いや、前も震えていたのだけど。京本君の演技は、同じように見えるけど、同じじゃない。舞台の上でルドルフとして、しっかり生きてる。だから細かいのかな、こんなに感情を表現するのが・・・。とかとか、自分なりにいろいろ真剣に考えた。
ルドルフの最期は自殺して迎える。銃を打って死ぬのですが。この死ぬ瞬間の表情が・・・なんとも言えない言えない。死ぬのに一瞬微笑むんだもん。死ぬのそんな嬉しい!?って・・・。この前も見たのに・・・鳥肌・・・。この死ぬ瞬間、台詞もなければ音楽も一切なくて、ルドルフの演技次第で変わってしまう重要な部分だと思うのですが。堂々と京本君らしくルドルフとして最期を迎えていて、私は素晴らしいと思った。この後、シシィがルドルフの棺桶に縋りつくとこが泣けて泣けて仕方なかったなぁ。


ルドルフとして3か月生きるのは、素人から見ても大変なのは痛いほど伝わってくる。けれど、その3か月の努力の成果は、9月4日から日生劇場で現在も行われている「少年たち 世界の夢が・・・戦争を知らない子供達」でしっかりと発揮されていた。元担を観るために取っておいたチケットだけれど、まぁお分かりの通り、ほとんど京本君しか観ていない。他もちゃんと観たいんだけれど、なんせ京本君の演技、何回見ても飽きないし、毎回少しずつ変えてくるし細かいから、吸い込まれるかのように目が離せない。自然と目が行ってしまうのだもの。
少年たちの話自体の感想は、ごめんなさい。ぶっ飛んでいるなぁ~な(笑)っと。京本君別に声を張り上げているわけでもないのに、しっかりと台詞が心にスーッと伝わる、聞き取りやすい。そして歌も同じように。語りかけるような歌い方するんだ。君にこの歌をなんてやばい。何か大切なものを見つけたかと思えば、それを君すなわちジェシーに届けるかのように優しい表情で歌う。もうすでに4000字超えてきてて、まとめる能力自分でもねえなと引いてきている。そろそろやめる。

ちょっと演技とか以外でキュンとくるポイントを書くと、最後ジェシーが挨拶した後、薄い幕が開くのだが、その時幕が開くと同時に、京本君が手をキュッと握りしめて、幕を開ける動作をする。ここが私はとても好き。


こんな長文書けるんだと自分でも驚いている。
今もずっとエリザロス。それを埋めるために、少年たちを観ていたのかもしれない。でも少年たちもエリザベートも、私の中ではどちらも素晴らしかった。これだけは伝えておきたい。出演されてる方全員が、本気の目をして舞台に立ってくれてたから。私にはそう見えた。
京本大我の演技に出会えた夏は、私の中で大きな経験になった。

京本担、京本担と友達には言われている毎日。少年たち、元担のグッズを買わずに、京本君のグッズも買った(笑)降りたい気持ちはあるけれど・・・いろいろある。降りきれない自分がいる。かといって、新規獲得キャンペーンの某Jr.担になろうとも思わない。ましてや元担に戻ろうなんて1ミリも思わない。当分の間はDDとしてジャニヲタをしていたい。
けれど、京本君がステージに立つ機会は、絶対観に行きたいと思う。
来年エリザベートが再演される。可能であるのならば、もう一度京本君のルドルフが観たい。闇が広がるが聴きたい。2015年verのCDは出るけれど、まるで出演してなかったかのようにカットされてる。だから今はパンフレットを観てあそこがよかったなぁと思いだしては、ルドルフロスと京本ロスになることしかできない。まさに負の連鎖。

少年たちも、もう行く予定がないし、少年たちが終わればその後は何も予定がない。だから今は懐古しながら、来年のエリザベートのキャストが今年と同じであることを、ただ・・・ただ願っている。

こんなはずじゃなかったのに。京本大我って人はなんて怖い人なんだろう。こんなに実力がる人をもっと前に出さないなんて勿体無いなぁと思う。
まだ心の整理をしきれていないけれど、明日も京本担になりたい気持ちを抑えながら、黄泉の世界を探し続けるんだろうなと思う。